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診察室・電子カルテ・顕微鏡
十分な診察・処置ができるように,広い診察室としました。たいていの小手術や処置もここで行います。
机の上には電子カルテ用ディスプレイと顕微鏡があります。ディスプレイでは,過去のデジカメ写真や顕微鏡を一緒に見ることができます。
全身型紫外線照射器(オリオン電機OR-100-100B,オールナローバンドUVB 全身照射タイプ(臥位型))
非常に治療効果が上がります。1500Wと強力なため短時間で照射可能で,また照射パネルが曲面のため体の側面にも照射できるからです。
乾癬,白斑の治療が一般的ですが,アトピー性皮膚炎や加齢によるかゆみにも効果が期待できます。
部分的に照射する場合には,遮光布やTシャツで健常部を隠します。
高周波メス(サージトロンEMC)
いわゆる電気メスとお考えいただけます。
手術の止血操作以外にも,先端を替えることで様々な細かい作業が可能です。主に,小さいできものを焼き切ったり,皮膚を薄く削ります。表面にできたものでわずかでも膨らみがあれば,たいていは本機にて治療可能です
超音波骨密度測定器(GE横河A-1000 EXPRESS)
ステロイド薬の内服を要する患者さまには,骨密度の測定が欠かせません。どうしても導入したかった機器です。皮膚科ではステロイド薬の内服を要することがありますが,骨密度の低下(骨がもろくなること)や血糖の上昇に注意が必要なためです。
ダーモスコピー
皮膚を拡大して観察する装置ですが,偏光フィルタを用いて皮膚内面の色素分布を観察できます。良性の色素病変(ほくろや老人性いぼ)と悪性黒色腫(ほくろのがん)を区別するのに役立ちます。特に,手のひらや足の裏の病変に有用です。
エコーサウンダー(林電気ES-101EX)
最も小型の超音波ドップラー血流計です。
当院では,主に静脈瘤(あしの静脈が浮き出たコブ)やうっ滞性皮膚炎の診断に使います。肉眼では静脈瘤がなくても,本機にて発見できることもあります。専門的な治療は,大阪赤十字病院皮膚科などにお願いします。また,動脈硬化や糖尿病により血管が細くなった方で,大まかな足の血流評価も行えます。
イオントフォレーシス(株式会社ベクトロニクスIP-30)
電気泳動により、皮膚表面からの薬剤の浸透を促進します。
主に帯状疱疹(ヘルペス)の痛みに使用します。
生検パンチ
機器という程のものではありませんが‥。
小腫瘍(ほくろなど)の切除や,組織検査の際の皮膚切除に使用します。
ルーター(グラインダー)
主に爪を削って形状を整えたり,爪のワイヤー治療の際に補助的に使用します。コードレスで使いやすいため,気軽に使用できます。また,ウオノメやタコは主にメスで削ります(フットケアの項をご参照ください)